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メタデータは、ユーザーにとっても、Boxアプリケーションにとっても、共通して重要な役割を果たします。 メタデータを使用すると、Box内のファイルに関連付けられるカスタム情報を定義して保存できます。 カスタム情報はさまざまなユースケースで活用できます。 メタデータはBoxウェブアプリ内で設定することも、APIを使用してプログラムで設定することも可能です。 メタデータの検索を最適化するには、メタデータクエリAPIまたは検索APIを使用して、メタデータのテンプレートと属性に基づいて結果にフィルタをかけます。 また、企業は既存のシステムからBoxに対してメタデータを移行することもできます。 このため、カスタムメタデータを使用する自社製のドキュメント管理ツールがある場合、それらの値をBoxにマッピングして、古いデータが失われないようにすることができます。 この記事では、Boxウェブアプリ内でメタデータを使用する方法について、詳しく説明します。 Boxとの統合方法の技術的な詳細については、当社のAPIドキュメントを参照してください。

メタデータテンプレート

メタデータは、主にメタデータテンプレートを通して使用します。 テンプレートとは、コンテンツの分類に役立つよう、メタデータ属性を論理的にグループ化したものです。 例えば、小売企業のマーケティングチームは、個々のコンテンツをより詳細に定義するブランドアセットのテンプレートを使用できます。 このブランドアセットテンプレートには、「ライン」、「カテゴリ」、「高さ (ピクセル)」、「幅 (ピクセル)」、または「マーケティング承認済み」などの属性を含めることができます。 メタデータテンプレートは、以下を実現するためにも重要です。
  • 企業のメタデータ全体にわたる統一性を高める
  • 間違いを減らし、従業員やチームメンバーによるデータ入力速度を上げる
  • 高度な検索を使用可能にする
メタデータを使用する場合は、メタデータテンプレートを追加、管理することで、どの事業部門にメリットがあるかを検討することが重要です。 以下のような事業部門でメタデータの使用を検討することをお勧めします。
  • 法務 - 適法契約を分類します。 カスタムサービス利用規約から買収契約まで、署名日や契約期間などのメタデータ属性を使用することで、検索に役立てることができます。
  • ベンダー管理 - ベンダー契約やオンボーディングなどの情報を管理して、レポート作成やコスト管理をより簡単に行えるようにします。
  • 販売 - 製品ライン、ユースケース、または販売地域別にコンテンツを整理します。 販売担当者が重要な販促資料をより簡単に検索できるようにします。
  • マーケティング - デジタル資産や販促資料を管理します。 複数のデジタル資産リポジトリを集中管理して、ブランドの取り組みの合理化に役立てます。
  • プロジェクト管理 - ドキュメントに枠組みとステータスを追加します。 プロジェクト作業計画に詳細を追加すると、プロジェクトの進捗を速め、進捗状況を共有しやすくなります。
  • 人事 - 雇用から退職まで、従業員のライフサイクルを標準化します。 メタデータを活用すると、共通形式を見つけて従業員データを解析できます。

メタデータテンプレートの使用

メタデータテンプレートの基本的な使用方法は以下のとおりです。

メタデータテンプレートの適用

メタデータテンプレートを適用するには:
  1. メタデータを追加するファイルをクリックします。
  2. ファイルのプレビュー画面で、右サイドバーのメタデータのアイコンをクリックします。
  3. [メタデータ] の隣の [追加] をクリックし、使用するメタデータテンプレートを選択します。
    metadata-template-image01-png
カスタムメタデータ: 適切なメタデータテンプレートがない場合は、特定のファイル用にカスタムテンプレートを作成できます。 テンプレートを選択する際に [カスタムメタデータの追加] を選択します。 [属性の追加] をクリックし、カスタム属性を作成します。 「キー」(属性のタイトル) を入力し、その属性の値を設定するように求められます。 入力したら、[保存] をクリックします。 カスタム属性は必要な数だけ追加できます。 これらの追加属性は、他のファイルとは共有されません。
注: 特定のファイルやフォルダに割り当てられるメタデータテンプレートの数は最大100です。

メタデータ値の編集

メタデータ値を編集するには:
  1. 編集するメタデータインスタンスをクリックします。 テンプレート名の右側に鉛筆アイコンが表示されます。
  2. 鉛筆アイコンをクリックします。 テキスト入力ボックスに属性値が表示されます。
  3. 編集する属性値をクリックします。
  4. 属性値を編集します。
  5. [保存] をクリックします。
注: 保存したカスタムインスタンスを編集するときも、[+] をクリックして属性を追加できます。

テンプレートへのメタデータの自動入力

この機能が有効になっている場合、Enterprise AdvancedアカウントのBoxアカウント所有者は、Box AIを使用して、メタデータテンプレートが1つ以上添付されている、サポートされているファイルの種類 (.pdf、.tiff、.png、.jpegなど) からメタデータを抽出し、そのメタデータを値の候補として自動的にメタデータテンプレートに追加できます。 Boxでは、メタデータテンプレートへの自動入力用に標準強化という2つのメタデータ抽出エージェントを提供しています。どちらの抽出エージェントも、大規模言語モデル (LLM) の処理を使用してコンテキストデータを抽出します。
抽出エージェント (標準)抽出エージェント (強化)
基盤となるLLMの特性デフォルト: Gemini 2.0 Flash (標準モデル) の単一のLLMの呼び出しを使用する非推論モデル デフォルト: Gemini 2.5 Pro (プレミアムモデル) の思考連鎖プロンプトを使用する推論モデル
モデルの柔軟性APIで独自のモデルを選択 (CYOM) (標準モデルまたはプレミアムモデル)デフォルトのモデルのみ: モデル変更の選択不可
利用に適しているケース
  • 構造化または半構造化されたドキュメント
  • 抽出フィールドが20個未満の50ページ未満のドキュメント
  • 大量のシンプルな抽出タスク
  • 複雑な非構造化ドキュメント
  • 抽出フィールドが20個を超える、50ページを超えるドキュメント
  • 詳細なインサイトと精度を必要とする高度なユースケース
抽出されるデータ
  • テキスト
  • 日付
  • 数値
  • 複数の選択項目
  • 200未満のノードで構成される小規模なメタデータ階層
  • 英語、日本語、中国語、韓国語、キリル文字のドキュメントのOCR
  • 最大25ファイルからメタデータを抽出可能
  • テキスト
  • 日付
  • 数値
  • 複数の選択項目
  • 200未満のノードで構成される小規模なメタデータ階層
  • 英語、日本語、中国語、韓国語、キリル文字のドキュメントのOCR
  • 最大25ファイルからメタデータを抽出可能
一般的なドキュメントや契約書での精度78%85%

Box管理者向け

Box管理者は、この機能を有効または無効にできます。 企業でメタデータの自動入力を有効または無効にするには:
  1. 管理コンソールで [Box AI] をクリックします。
  2. [Box AI for Documentsを有効にする] をクリックし、希望する状態に切り替えます。 Box AI for Documentsを無効にすると、Boxプレビューのドキュメントに対するQ&A機能も無効になります。 Box AI for Documentsの詳細については、こちらの記事を参照してください。

Boxアカウント所有者向け

企業のBox管理者がメタデータの自動入力機能を有効にした場合、Boxアカウント所有者は、Box AIを使用して、ファイルのメタデータを値の候補として自動的にファイルのメタデータテンプレートに追加できます。 ファイルからメタデータを自動入力するには:
  1. [ファイル] ウィンドウで、少なくとも1つのメタデータテンプレートを含むファイルをダブルクリックします。 ファイルがプレビューウィンドウで開きます。
  2. プレビューウィンドウのサイドバーで、メタデータのアイコンをクリックします。
  3. [メタデータ] パネルで [自動入力] をクリックします。組織のアカウントで使用できるメタデータ抽出エージェントが表示されます。
  4. メタデータ抽出エージェントをクリックします。
metadata-autofill-button-png
Box AIは、関連情報を抽出し、メタデータテンプレートの入力フィールドに候補として追加します。 メタデータテンプレートでは、Box AIによる値の候補がハイライトされます。
metadata-suggested-values-png
これらの値の候補は、確認した後に保存または変更できます。 保存するには、[保存] をクリックします。値の候補を変更するには、フィールドに新しい値を入力します。

メタデータの削除

ファイルからメタデータインスタンスを削除するには:
  1. 削除するメタデータインスタンスをクリックします。 インスタンス名の右側に鉛筆アイコンが表示されます。
  2. 鉛筆アイコンをクリックします。
  3. ペインの下部にある [削除] をクリックします。
    delete-metadata-01-png
  4. 削除の確認ウィンドウで、メタデータテンプレートの名前を入力し、[確認] をクリックします。
一度メタデータを削除すると元に戻すことはできません。 削除されたメタデータはごみ箱に残らないため、復元できません。 また、メタデータテンプレートまたは属性がアクティブなリテンションポリシーに関連付けられている場合、そのテンプレート、属性、オプションは、そのリテンションポリシーが削除されるまで削除できません。

メタデータテンプレートによる高度な検索の使用

Box検索エンジンによって、メタデータ値にインデックスが作成されます。 検索を実行すると、検索エンジンはファイルタイトルやファイルテキストの処理と同じ方法でメタデータ値を処理します。 メタデータで一致が検出されると、Box検索機能の適合率アルゴリズムが使用されて、ユーザーに返される検索結果にも反映されます。 また、高度な検索を行って、特定のメタデータテンプレートでの結果にフィルタをかけることもできます。 特定のメタデータテンプレートを使用して検索するには:
  1. 画面上部の [検索] ボックスにある [高度な検索] アイコン filter-icon-png をクリックします。
  2. [メタデータ] をクリックし、検索に使用するテンプレートを選択します。
  3. 検索する値を入力し、Enterキーを押して検索します。

テンプレートの作成

管理者は、管理コンソールからテンプレートを作成および管理できます。 詳細については、メタデータテンプレートのカスタマイズおよび企業に適したメタデータ構造を作成する方法を参照してください。

FAQ

メタデータに関してよく寄せられる質問と回答を以下に示します。

企業用にテンプレートを追加する方法を教えてください。

管理者は、管理コンソールから [コンテンツ] > [メタデータ] タブに移動してメタデータテンプレートを作成できます。

テンプレートなしでメタデータを使用できますか?

はい。テンプレートなしでメタデータを使用できます。 メタデータを有効化しているアカウントの場合は、メタデータの [カスタムメタデータ] セクションでいつでもメタデータを追加できます。

どのような種類のアカウントでメタデータにアクセスできますか?

メタデータは、Business Plus、Enterprise、Enterprise Plus、およびEnterprise Advancedアカウントでのみ利用できる機能です。https://ja.developers.box.comからDeveloperアカウントでも使用することができます。アカウントをアップグレードするには、Box担当者までお問い合わせください。

フォルダ内で、外部コラボレータはメタデータをどのように使用できますか?

外部コラボレータがメタデータを使用できるのは、フォルダの所有者のアカウントでメタデータが有効化されており、そのフォルダ内で外部コラボレータがコラボレーションしている場合のみです。 既存インスタンスの読み取りおよび書き込みアクセス権限は、標準のフォルダコラボレータ設定によって決まります。 新規インスタンスは、企業内のユーザーのみがウェブアプリケーションを通じて適用できます。企業外の外部コラボレータがウェブアプリケーションを通じてファイルにインスタンスを追加することはできません。 メタデータテンプレートを所有する企業が、メタデータテンプレートと、そのテンプレートのすべての値を所有します。 メタデータテンプレートが変更されると、外部コラボレータとのコラボレーションに使われているメタデータのすべての値に影響します。

メタデータはフォルダの権限とどのように連動しますか?

メタデータは、フォルダレベルの権限に従います。 項目を表示する権限を持つコラボレータはメタデータを表示でき、アップロード権限を持つコラボレータはメタデータ値を編集できます。例えば、コラボレータがフォルダ内のビューアーである場合、そのコラボレータはメタデータの表示のみが可能で、編集はできません。 フォルダのプレビューアー/アップローダーであるコラボレータは、メタデータの表示および編集が可能です。 権限チャートを参照して、各コラボレータの役割に付与されている権限を確認してください

メタデータは共有リンクとどのように連動しますか?

こちらのページにある共有リンクの表を参照してください。

メタデータは暗号化されますか?

はい。

既知の制限事項はありますか?

メタデータは、ユーザーがファイルまたはフォルダから直接削除しない限り、削除されません。 アカウントでメタデータ機能がアクティブ化/非アクティブ化されたり、メタデータを関連付けた項目が削除されたりしても、ファイル上やフォルダ内のメタデータは保持されます。